プラセンタは子供が摂取しても大丈夫?子供への影響は

医療や美容分野で幅広く使われているプラセンタ。
 
主に大人の方が取り入れているイメージが強く、子供が摂取するという事例はあまり聞いたことがありませんよね。
特にプラセンタサプリなどはどなたでも気軽に摂取できるため、子供と一緒に摂取したい!と考えている方もいらっしゃるはず。
 
そこで今回は、プラセンタは子供が摂取しても大丈夫なのか?子供に及ぼす可能性がある影響は?などの疑問について解説していきたいと思います。

そもそもプラセンタの役割って?


プラセンタと子供の関係を探る前に、プラセンタの役割についてご紹介します。

プラセンタは何から作られているの?

そもそもプラセンタとは、どういう意味の言葉なのでしょうか?
それは、英語で“胎盤”という意味。胎盤は胎児の成長に欠かせない臓器であり、栄養を届ける重要な役割を担っています。
そんな胎盤から抽出したエキスのことをプラセンタと呼んでおり、医療や美容など幅広い分野に利用されているのです。
 
ヒトの胎盤のほか、豚・馬・羊といった哺乳類の胎盤もプラセンタの原料となっています。
そのうち、医薬品として注射剤に使用されているのはヒト由来プラセンタのみ。
そのほかの動物性プラセンタは、サプリメントやドリンクなどの健康食品として加工されています。

減少していく成長因子を補える

プラセンタに含まれる成分で最も注目されているのが、成長因子(グロースファクター)です。
成長因子とは、細胞の増殖や分化を促進するタンパク質の総称のこと。
成長因子は、細胞・皮膚・骨・筋肉など、身体を構成するあらゆるものの成長に必要な“成長ホルモン”の分泌に強く関わっています。
 
成長因子は20代後半から急激に減少することが分かっており、それに伴って成長ホルモンの分泌も少なくなっていきます。
この結果、細胞分裂のスピードが落ち、さまざまな老化現象が起こるといわれているのです。
 
そんな成長因子を豊富に含むのがプラセンタです。
胎盤には胎児を育むための成長因子が豊富に含まれているため、プラセンタを摂取すれば効率よく成長因子を取り込むことができると考えられています。

足りない栄養をサポートできる

プラセンタには成長因子だけでなく、アミノ酸・タンパク質・ミネラル・ビタミン類といったさまざまな栄養素が含まれています。
プラセンタを摂取することは不足しがちな栄養を補うことにも役立ち、健康・美容を総合的にサポートするといわれています。

子供にプラセンタは必要なの?


プラセンタの効果を理解した上で、子供がプラセンタを摂取する必要性はあるのか確認していきましょう。

プラセンタを摂取する目的とは

プラセンタには成長因子や豊富な栄養素が含まれていますが、基本的には“足りないものを補う”ために摂取するものと考えてよいでしょう。
20代後半以降に減少していく成長因子や、生活習慣の乱れで不足しがちな栄養を補うために摂取するのがプラセンタです。
 
その点、まだ発育段階である子供は成長因子を十分に持っているため、外から補う必要はないと考えられます。
そのほかの栄養素については、子供のうちはバランスのよい食事で補うべきだという考えが一般的です。

子供が本来持つ発育機能を落とす可能性

成長期とは、身体が大きくなるだけでなく内臓機能が発達していく期間でもあります。
食事で栄養を取り込み、分解して排出していくという機能もまた、成長期に発達するといわれています。
私たち大人が意識せずに行っているこの工程は、子供のうちにさまざまな栄養を食材から摂取することで発達しているのです。
そんな成長期に特定の栄養をサプリメントなどで摂取してしまうと、子供のうちに発達すべき消化や吸収機能が低下する可能性があると考えられています。
 
また、身体によいとされるビタミンやミネラルですが、子供のうちに摂り過ぎると中毒症状を起こす可能性があります。
子供は大人よりも許容量が小さく、代謝や消化などの内臓機能も未発達のため、栄養の過剰摂取は危険が伴います。
そのような観点からも、子供がプラセンタを摂取する必要性は低いと考えられます。

プラセンタが子供に及ぼす影響


ここからは、プラセンタが子供に与える可能性のある影響について詳しく解説します。

子供でもプラセンタ注射はできる?

医療機関で取り扱われるプラセンタ注射ですが、子供への投与はクリニックによって対応が異なります。
一般的には問題ないと考えられていますが、投与経験が少ないため安全性が確立していないと注意する病院もあります。
一方で、注射剤を大人の約半分の使用量にすることで、子供への投与を行っている病院もあります。
プラセンタ注射に関しては、最終的にはその病院の医師と親の判断に委ねられるというのが現状のようです。

プラセンタサプリは子供に飲ませてもいいの?

豚・馬など動物の胎盤を原料としているプラセンタサプリは、プラセンタ注射と異なりどなたでも手軽に摂取できるのが特徴です。
プラセンタサプリは医薬品ではなく健康食品のため、子供が摂取しても問題ないのでは?と考えている方も少なくないかもしれません。
 
そもそもサプリメントは、プラセンタに限らず子供での安全性や有効性について確認されていない商品が多いです。
先ほども述べた通り、子供の身体はまだ成長過程にあるため、成人に起こる効果や副作用とは異なる可能性があります。
一般的には、子供がサプリメントで栄養を摂るのはあまり推奨されておらずできる限り普段の食事から補うことが大切と考えられています。
 
プラセンタサプリの中には、子供は影響が出やすいため使用を控えるよう注意書きがある商品も多いです。
ご自身が飲んでいるプラセンタサプリに注意書きがない場合でも、子供への使用は慎重にするようにしましょう。

早過ぎる発達をもたらす可能性も

プラセンタは栄養価が非常に高く、成長因子が豊富に含まれています。
成長因子が減少しつつある大人とは違い、分泌がピークに達している子供が摂取すれば、成長に影響を与える可能性は大いにあります。
 
アメリカでは、プうラセンタを含む商品を子供が使うことで性発達が早まったとい研究も発表されています(※)。
プラセンタそのものにホルモンは含まれていませんが、成長因子がホルモンの分泌を促す可能性があるからです。
特に子供はホルモンの影響を受けやすいため、プラセンタを少量摂取しただけでも早すぎる発達をもたらすことがありますので注意が必要です。
 
成長が早いのは悪いことではないという考えもありますが、子供にとっては周りの子供たちと違う体つきになることで、心理的なストレスを抱える場合もあります。
早すぎる成長は思春期早発症と呼ばれることもあり、問題点も多いです。
子供のうちはプラセンタに頼らず、お子さんのペースで成長していくのを見守ってあげたいですね。
 
(※)研究論文についての参考URL
http://www.nagoyaseikatsuclub.com/essay/foodsafe/0103.html

4.まとめ


今回は、プラセンタの役割や子供に与える影響についてご紹介しました。
大人にとってプラセンタはメリットばかりですが、子供の場合、必ずしも大人と同じ効果が現れるわけではありません。
プラセンタはあくまで足りない成長因子や栄養価を補うもの、ということを理解した上で、子供への使用は慎重にするようにしましょう。
もし、お子さんに特定の疾病があってどうしてもプラセンタを摂取したいとお考えの方は、自己判断せず必ず医師にご相談くださいね。

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