プラセンタは甲状腺にも効く?更年期障害と甲状腺の病気の違いとは

甲状腺とプラセンタ

最近「動悸が激しい」「汗をよくかくようになった」「イライラする」……その症状は、もしかしたら甲状腺の病気が原因かもしれません。
 
甲状腺疾患は更年期障害と症状がよく似ていると言われていますが、更年期障害を改善するという「プラセンタ」は甲状腺の病気にも効くのでしょうか?
また、プラセンタサプリなどのセルフケアは効果があるのでしょうか。
 
更年期障害と甲状腺の病気の違いなどをふまえた上で、詳しく解説していきたいと思います。

女性がなりやすい甲状腺の病気

甲状腺とプラセンタ1

甲状腺疾患は、特に女性がなりやすい病気です。
特に有名な甲状腺の病気「バセドウ病」や「橋本病」についても詳しくご紹介します。

甲状腺ってどんなもの?

甲状腺は、首の前方、喉仏の下の方にある直径約5cmの小さな腺です。
とても小さな腺ですが、身体全体の新陳代謝を促進するホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌する重要なところです。
甲状腺ホルモンは脳の活発化、心臓や胃腸の活性化、体温調節など、生命活動に欠かせない働きを担っています。
 
甲状腺に疾患があると、代謝が過剰に良くなりすぎたり、逆に代謝の働きを弱くしてしまったりと、身体の新陳代謝にさまざまな異常をきたします。

甲状腺の病気にはどんな種類があるの?

甲状腺の病気は女性、特に20~40代の女性に多いのが特徴です。
ここでは、代表的な2つの甲状腺疾患をご紹介します。
 

1. 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
別名バセドウ病と呼ばれる甲状腺機能亢進症は、20~30代の若い女性に多いのが特徴です。
新陳代謝が異常に早くなり、甲状腺ホルモンを過剰に分泌してしまいます。
動悸や多汗などさまざまな症状があらわれ、治療せずに放置しておくと重症化するためとても危険です。
 
薬やアイソトープ(放射線)治療、手術による切除など、それぞれの症状に合わせた治療法が行われます。
2. 甲状腺機能低下症(橋本病)
別名橋本病と呼ばれる甲状腺機能低下症は、20代後半~40代の女性に多い病気です。
甲状腺を障害する物質ができてしまい、甲状腺ホルモンが分泌されなくなることが原因です。
 
バセドウ病とは逆に新陳代謝が異常に遅くなり、体調や皮膚にさまざまな症状があらわれます。
薬によって症状自体はなくなりますが、甲状腺ホルモンを補い続けるため一生薬を服用する必要があります。

甲状腺疾患と更年期障害の違い

甲状腺とプラセンタ2

甲状腺疾患と更年期障害はよく似た症状があらわれますが、原因や治療法はまったく異なります。
ここでは、2つの違いについてご紹介します。

更年期障害とは

年齢を重ねるごとに女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少し、ホルモンバランスが崩れることで心身にさまざまな不調があらわれることを更年期障害といいます。
一般的に45〜55歳頃を更年期といいますが、最近では20~30代の若い女性でも同様の症状があらわれることがあり、「若年性更年期障害」とも呼ばれています。
 
更年期障害は甲状腺疾患同様、ホルモンバランスの乱れが原因で起こります。
しかし、甲状腺疾患は甲状腺ホルモン、更年期障害は女性ホルモン(エストロゲン)と、それぞれ原因となるホルモンの種類が異なります。
 
特に若い方は発症年齢層が重なることもあるため、どちらの病気なのか判断が難しくなります。
また、40~50代の女性の場合でも甲状腺疾患になる可能性は十分にあります。
更年期障害の治療を受けても症状がなかなか改善しない時は、一度甲状腺ホルモンの検査を受けてみるとよいでしょう。

症状が似ているため間違いやすい

甲状腺疾患であるのにも関わらず更年期障害だと思いこんでしまう理由に、両者の症状がよく似ているということがあります。
主な症状には以下のようなものがあります。

  • 心臓がドキドキする(動悸)
  • 汗をたくさんかく(多汗)
  • 冷え性
  • 手がふるえる
  • 疲れやすい
  • イライラする
  • 気分が落ち込む、抑うつ
  • 下痢
  • 月経不順
  • 不妊
  • 皮膚の乾燥、かゆみ
  • むくみ
  • 眠気 など

甲状腺疾患特有の症状としては喉の腫れがありますが、自分で触っても分かりにくいことが多いです。
また、両者の症状は実に多様なため、自己判断するのは困難です。
 
このような症状が感じられる場合、甲状腺疾患と更年期障害の2つの可能性を考慮して病院を受診するようにしましょう。

プラセンタを使うなら病院で相談を

甲状腺とプラセンタ3

優れた健康効果を持つプラセンタですが、甲状腺疾患の可能性がある人にも効果はあるのでしょうか?

プラセンタ治療は保険適用になる?

更年期障害の場合、プラセンタ治療は保険適用となりますが、甲状腺疾患の場合は保険適用外となります。
代表的な甲状腺疾患の場合、内服薬の処方や放射線治療、手術による切除といった治療方法が行われるため、プラセンタによる治療は一般的ではないようです。
 
更年期障害と甲状腺疾患の症状がよく似ていることから、クリニックによっては女性ホルモン検査以外に甲状腺機能診断を勧めている場合があります。
更年期障害だと思っていた症状が実は甲状腺の病気だった、ということもありますから、プラセンタ注射を取り入れる前に一度甲状腺機能診断を受けておくと安心です。
 
また、甲状腺疾患の治療中という方は、美容目的などでプラセンタ注射を受ける前に必ず医師に相談するようにしましょう。
プラセンタにはホルモンバランスを調整する作用があるため、ホルモンを分泌する甲状腺にどんな影響を与えるか分かりません。
自己判断では摂取せず、医師と相談しながら取り入れるようにしてください。

セルフケアでのプラセンタ使用は?

病院でのみ取り扱っているプラセンタ注射のほかには、自分で購入できるプラセンタサプリ・プラセンタドリンクといった商品があります。
これらの商品は医薬品ではなく健康食品ですので、あらわれる効果は非常に緩やかです。
 
更年期障害の場合、女性ホルモンと似たような働きをするプラセンタが有効だとされていますが、甲状腺に対する効果はよく分かっていません。
甲状腺の病気を患っている場合、治療薬との飲み合わせが悪い場合もあるので、プラセンタサプリを飲みたい場合も医師に相談しておくと安心です。

甲状腺疾患は薬物療法がメイン

甲状腺の病気は、主に薬物治療が行われます。
バセドウ病の場合、ほとんどの人が2~3週間で症状が改善しますが、再発防止のために1~2年は薬物治療を続ける必要があります。
 
橋本病と診断された場合、足りていない甲状腺ホルモンを補う薬を一生服用することになります
甲状腺の機能が戻るわけではないので、症状を抑えるためには薬を飲み続ける必要があるのです。
 
このように、甲状腺の病気は薬物によって抑えるしかないのが現状です。
自己判断でプラセンタを取り入れたからといって、甲状腺疾患が治るということはありません。
 
更年期障害だと思って甲状腺疾患を放っておくと、症状がますます悪化していく可能性もあります。
甲状腺疾患は血液検査・超音波検査などで分かるので、心当たりのある方は病院で診察を受けることをおすすめします。

まとめ

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甲状腺の病気は更年期障害と症状が似ていることが多く、「歳のせい」「太ったから」と思い込み気付かないことも多いです。
さまざまな症状で悩んでいる方は、甲状腺の異常を疑って病院を受診してみてください。
更年期障害の治療としてプラセンタ注射を受けたいと考えている方も、取り入れる前にぜひ甲状腺ホルモン検査を受けることおすすめします。

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