プラセンタで生理痛が改善!女性の体にうれしいプラセンタの効果

約1ヶ月に1度、毎月訪れる生理。毎回生理痛に苦しめられていて、生理が憂鬱……という方も多いはず。
生理が訪れるのは平均で35~40年間と言われていますから、生理中でも快適に過ごせる方法を知りたいですよね。
そんな生理痛にも役立つと言われているのが「プラセンタ」です。
生理中でもいきいきと過ごすために、プラセンタを取り入れてみてはいかがでしょう?
そもそも生理痛はなぜ起こるの?
生理は痛いものだと認識している方も多いと思いますが、実は痛みが起きる要因はさまざま。
今一度、生理痛についての知識を確認しておきましょう。
知っておきたい生理の仕組み
子宮内部では、子宮内膜という赤ちゃんを育てるためのベッドが作られます。
女性ホルモンの働きにより一定のサイクルで子宮内膜が厚くなっていきますが、妊娠しなかった場合は剥がされて血液とともに体外へと排出されます。
剥がれた子宮内膜の下には新たに組織をつくりだす層があり、だいたい28日周期でこの工程が繰り返されます。
生理痛の症状にはどんなものがあるの?
一口に生理痛といっても、症状は人それぞれ違います。まず、あなたの生理痛の症状をチェックしてみましょう。
- 腹部、下腹部の痛み
- 腰痛、肩こり
- 頭痛や吐き気、むかつき
- 下痢
- 貧血
- イライラや憂鬱
- のぼせ、ほてり
- 眠気
- 生理の時以外にも下腹部や腰が痛い
- 痛みがひどく寝込んでしまう
- 食欲がなくなる
痛みの感じ方には個人差がありますが、日常生活に支障をきたすほどの生理痛は「月経困難症」と呼ばれています。
また、どんどん痛みがひどくなる場合は、子宮内膜症や子宮筋腫といった病気の可能性も考えられます。
生理痛の原因は?
生理痛の主な原因は以下の4つです。
1.プロスタグランジンの作用
プロスタグランジンとは、生理の際に分泌されるホルモンの一種です。
子宮を収縮させて経血を体外へと押し出す作用がありますが、同時に血管を収縮させてしまい、腰痛や倦怠感、冷えを引き起こすことがあります。
また、プロスタグランジンの分泌量が過剰になると、子宮が収縮しすぎて下腹部に痛みが現れます。
生理中にお腹がぎゅーっと締め付けられているような痛みが感じられるのは、このプロスタグランジンが原因です。
2.子宮口が硬くてせまい
初潮を迎えたばかりの頃や出産を経験していない女性に多い原因です。
子宮の出口が硬く、せまいために経血が排出されにくくなると、より強く子宮を収縮させてしまい痛みが起こります。
子宮が成熟すれば自然と治まることが多く、出産後に生理痛が軽くなる場合もあります。
3.体温低下による血行不良
生理中は基礎体温を上げるプロゲステロンというホルモンの分泌が減るため、体温が下がりやすい状態になります。
さらに、経血とともに熱も身体の外に出ていくため、生理中はとにかく身体が冷えやすいです。
身体が冷えると血行不良になり、プロスタグランジンが骨盤内に蓄積されて痛みがひどくなってしまいます。
4.ストレスによるホルモン・自律神経の乱れ
精神的・身体的なストレスは、ホルモンや自律神経のバランスを崩す原因となります。
身体のバランスが崩れると血流が悪くなり、体温調節などの機能も低下させてしまうので、生理痛がひどくなります。
また、過去に激しい生理痛に苦しんだ方は、生理に対する不安感がより痛みを強くしてしまうことがあります。
プラセンタの調整作用が生理痛を改善
最近ではアンチエイジングとして人気の高いプラセンタですが、生理痛改善にも効果的だということが分かっています。
代謝を促して血行を促進する
胎盤から作られたプラセンタエキスには、5大栄養素である脂質、糖質、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、エネルギーとなって代謝を活性化させます。
また、プラセンタには成長因子という特有の成分が含まれています。
成長因子の効果は、成長ホルモンの分泌を促進して細胞分裂を活発化させることです。
代謝が上がれば血行も促進され、生理痛の原因である血行不良も改善することができます。
自律神経のバランスを整える
プラセンタには、自律神経のバランスを整える内分泌調整作用があります。
女性はストレスを感じると自律神経に影響を受けやすく、生理中の頭痛やイライラを引き起こします。
プラセンタを摂取しておけば自律神経の乱れを防ぐことができるので、生理中の不快感を軽減することができるでしょう。
ホルモンのバランスを整える
プラセンタで注目すべき効果のひとつに、ホルモンバランスの乱れを整える作用があります。
女性の身体はホルモンバランスの変化と密接に関わっており、その乱れが不調を起こす場合も。
特に生理中はホルモンバランスが崩れやすく、生理痛の原因でもあるホルモン「プロスタグランジン」の分泌量が過剰になることがあります。
プラセンタの作用でホルモンの分泌量が正常化することで、生理痛の緩和が期待できるでしょう。
生理痛のプラセンタ治療は保険適用外
最後に、プラセンタの取り入れ方についてご紹介します。
プラセンタ注射は継続が難しい
プラセンタ注射は、直接血管に注入するため効果が高いといわれています。
また、注射薬に使われているのは同じヒトのプラセンタですので、吸収率も高いです。
ただし、プラセンタ注射の取り扱いは医療機関に限られており、定期的に通院する必要があります。
なお、生理痛の改善を目的とする場合は、残念ながら保険適用外です。
プラセンタ注射は1度打てばそれで終わりというわけではなく、効果が現れるまでは週に2~3度のペースで打つことが推奨されています。
その後は週1程度のペースでもよいとされていますが、それでも1回あたり1000~2000円ほど費用がかかります。
生理は毎月訪れるものですから、無理なく続けられるかということをよく考えたうえで利用するようにしましょう。
プラセンタサプリなら手軽にセルフケアできる
自分でプラセンタを取り入れるなら、プラセンタサプリとプラセンタドリンクの2つの方法があります。
これらはヒトではなく豚や馬の胎盤を使用した食品扱いの商品のため、通販などで手軽に購入することが可能です。
生理痛の改善が目的なら、プラセンタサプリをおすすめします。
一般的に、プラセンタドリンクは即効性があると言われていますが、飲んですぐに生理痛がやわらぐわけではありません。
プラセンタを毎日摂取することで身体のバランスが整い、生理痛の改善につながっていきます。
プラセンタドリンクは1本300~500円とやや高値な上、独特の風味があって飲みにくいことも多いです。
一方プラセンタサプリは一日あたり100~200円くらいで済む商品も多く、手軽にはじめることができます。
小さい錠剤タイプなので飲みやすく、無理なく続けられるのもうれしいポイントです。
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生理痛対策をしてプラセンタの効果を高めよう!
プラセンタの摂取とともに、生理痛をやわらげるための対策をして少しでも快適に過ごしましょう。
- お腹や腰をあたためる
- 夏場でも身体を冷やさない
- 湯船に使ってゆっくり入浴する
- 自分好みのリフレッシュ方法を楽しむ
- ストレッチなどの軽い運動をする
- 身体を締め付けない服を着る
これらの工夫は、身体の冷え対策や血行促進のために役立ちます。
意識して取り組むことで、よりプラセンタの効果を実感できるようになるでしょう。
まとめ
プラセンタのもつ調整作用は、つらい生理痛をやわらげる手助けをしてくれます。
摂取方法はいろいろありますが、生理痛の改善が目的なら継続しやすいプラセンタサプリがおすすめです。
自分でできる対策を取り入れながら、生理中でも快適に過ごせるようにしたいものですね。